QtでMacアプリを作ってみる
QtでMacのアプリをビルドし、.app
の形式として書き出します。
環境
事前準備
使用するXcodeのCommand Line Toolsを設定します。
$ sudo xcode-select -s /Applications/Xcode10.2.1.app
Command Line Toolsが正しく設定されているか確認します。
$ xcode-select -p /Applications/Xcode10.2.1.app/Contents/Developer
qtのインストール
Qtの公式サイトからオープンソース版をダウンロードします。
ダウンロードしたら流れにそってインストールします。
ここでQt本体にチェックをつけないとDeveloper Toolsしかインストールされないのでチェックを入れます。
ダウンロードが終わったらインストール完了です。
プロジェクトの作成
インストールが完了するとQt Creator
が起動するので、New Project
をクリックしてQt Widgets Application
を選択します。
適当なプロジェクト名を入力すれば作成されます。
Qt Creatorでビルドを実行するとこのような画面が作られます。
アプリ(.app)化する
Qt Creatorからはアプリを実行できたので次は.app
として書き出します。
書き出すにはqmake
というツールを使うため、qmake
にパスを通します。
.bashrc
や.zshrc
などに以下を追加します。
export PATH="$HOME/Qt/5.12.3/clang_64/bin:$PATH"
プロジェクトのあるディレクトリに移動して以下のコマンドを実行すれば、プロジェクトのあるディレクトリに.app
が作られます。
$ qmake -project
$ qmake
$ make
この環境ではmake
を実行するときにエラーになりました。
.pro
ファイルに以下を追加するとmake
が動くようになります。
QT += widgets