Magiskのroot化を維持したままOTAアップデートする
Magiskでroot化するとOTAアップデートが無効化されるため、セキュリティパッチなどのOSのアップデートを行うことができなくなります。
しかし、適切な手順を踏むことでroot化を維持したままOTAアップデートを行うことができます。
検証環境
- Pixel3
- Android 10
- TWRPを使用しないroot化(boot.imgのパッチ)
手順
注意事項
以下の手順の中で再起動を促すボタンが数回表示されますが、再起動してはいけない場面が多数あります。
手順の中で再起動をすると記載したとき以外は再起動のボタンが表示されてもタップしないように注意してください。
root化を維持できなくなります。
大まかな流れ
- 一時的にMagiskをアンインストール
- アップデートをインストール
- アップデート後のイメージにMagiskをインストールするように設定する
Magiskのアンインストール
まずはOTAアップデートをインストールするために一時的にMagiskをアンインストールします。
Magisk Managerを起動し、アンインストールをタップします。
その後に表示されるダイアログでイメージの復元
を選択します。
復元が完了しました!
と表示されればOKです。
ここで再起動をしてはいけません。
アップデートのインストール
1つ前の作業で正規のイメージになったため、アップデートのインストールができるようになりました。正規の手順でOTAアップデートを行います。
デバイスの[設定]→[システム]→[システムの更新]に移動し、 [ダウンロードとインストール]ボタンを押してインストールします。
インストールが完了すると再起動のボタンが表示されますが、タップしてはいけません。
Magiskの再インストール
再度Magisk Managerを開き、インストールをタップします。
タップ後に表示されるダイアログで非アクティブスロットにインストール(OTA後)
を選択します。
警告が表示されますが、はい
を選択してインストールを行います。
インストールが完了すると、再起動のボタンが表示されるのでタップして再起動します。
これでOTAアップデートにMagiskがインストールされます。